横浜隼人高校 2-8 エイジェック
前回大会覇者・エイジェックが夏の高校選手権覇者・横浜隼人高校に快勝。大会連覇に向けて好スタートを切った。
エイジェックは2回裏、安達瑠の三塁打でチャンスを作り、塩谷千晶のタイムリーで1点を先制すると、続く3回にも4点を追加。高校選手権優勝投手の先発・五十嵐千紘を捉え、5-0とリードを奪った。追う展開となった横浜隼人高校は直後の4回表、安打と相手のエラーで無死満塁のチャンスを作ると、二ゴロ併殺の間に三塁走者が生還し1点を返す。さらに続く5回には主将・田上亜純の適時二塁打で1点を返し、点差を3点に迫る。
横浜隼人は続く6回にも1死23塁のチャンスを作るも、エイジェックの先発・永田聖佳が後続を抑え無失点に切り抜ける。その裏、粘りのピッチングを続けていた永田にエイジェック打線が応える。先頭の湯浅紗英が三塁打を放つと後続も続き、打者一巡の猛攻で3得点。試合終盤でダメ押しのリードを奪ったエイジェックの最終回のマウンドを任されたのは小松佳保。昨年チームを優勝に導いた右腕がこの試合を締めた。
敗れた横浜隼人高校は高校選手権大会で見せた粘り強い攻撃で終盤に逆転する雰囲気を感じさせるも強力・エイジェック打線を抑えることができなかった。田村監督は「取るべきところで点を取れず、相手には無駄に取られてしまった。社会人チーム相手にピッチャーの方が苦しい中で、打線がもう少し頑張れれば。」と話した。