はつかいちサンブレイズ 3-2 至学館大学
■はつかいちサンブレイズ・岩谷美里監督
「勝てて良かったという言葉しかないです。(5回のスクイズは)元々、うちは打のチームで、打って点を取るというのがサンブレイズらしさだと思うんですけど、やっぱり負けられないという中で何としても点を取りたかった。2ランスクイズは練習の中でもトライしていたので、今までやっていたことを選手たちが試合で出してくれたのですごく良かったと思います。企業チームとして今年から活動していますけど、会社にも応援してくれるみなさんにも、まだ結果として周りに何も返せていなかった。クラブ選手権も初戦敗退でものすごく悔しかった。その中で全日本の出場権をいただいたので、もう勝つしかないというところで今大会に臨んだ。これが全国大会初勝利。この危ない試合を越えたら、今後は楽になると思う。もう怖いものはないという気持ちで、自分たちの本来の野球をしていきたい」
■はつかいちサンブレイズ・磯崎由加里投手
「先に点を取られてしまったんですけど、何とか最少失点でということを頭に入れて投げていました。ズルズル行かずに、いつも通りに打たせて取るピッチングができたので、うまくリズムも作れたと思います。(6回の2者連続のスクイズを防いで)スクイズを想定してグラブトスの練習もしていましたし、打球の転がり方も見て、これは絶対にアウトにしようと思いました。今まではどうしても点を取っても取られての展開で競り負けていたんですけど、今日は厳しい展開でしたけど、全員で我慢し切れて勝つことができた。チームにとってすごく大きな勝ちになったと思います。この大会に対して、チーム全員が強い気持ちを持っていますし、チーム発足の初年度で優勝したいという気持ちが強くある。私自身、いろんなチームでプレーさせてもらいましたけど、今はこのチームを引っ張って行ける選手になれたらと思って戦っています。次も頑張ります」
■はつかいちサンブレイズ・西山小春
「先頭打者として塁に出て盗塁を決めるまでが私の仕事。(5回に2塁走者としてスクイズで一気に本塁生還して)あの場面は賭けでした。ピッチャーが打球を取った時に私の方を気にしていなかったので『これは(本塁に)行ける!』と思いました。サインではないです。忍者になった気持ちで走りしました。日頃から常に次の塁を狙うという部分を意識してやってきたので、それが結果に繋がって良かったです。チーム的に大会での負け癖があった。渋い戦いをして勝てたので次につながると思います。これでホッとするのではなくて、1試合1試合、課題をクリアしながら決勝戦まで上り詰めて、最後もいい結果で終わりたいです」
■至学館大学・深澤美和監督
「相手の磯崎投手のコントロールが良かった中で、こちらも初回から仕掛けていきましたけど、やりたいことがやり切れなかった。3点を取られた回は、守備が乱れてしまった。もったいなかった。守備の部分で、スクイズを防がれた場面を含めて、さすが社会人だなと感じました。その部分の差が出たと思います。今大会は3年生以下で出場して、ここからチームを作っていく段階。そういう時期に強いチームと試合ができたというのはいい経験になったと思います。これで終わりではないので、今後に繋げていってもらいたい」