インタビュー2022.10.09

九州ハニーズ vs ZENKO BEAMS:試合後インタビュー

九州ハニーズ 1-0 ZENKO BEAMS(延長8回)

 

■九州ハニーズ・宮地克彦監督

「いろいろなことがありましたが、それも含めて野球の怖さ、面白さを味わえましたし、最終的には楽しかったですね。(クラブ選手権との再戦で)相手の先発が田中露朝だということは予想通りでミーティングもしたんですけど、それ以上にいいピッチャーでした。我々は今大会最初の試合ということで先に点を取られることは覚悟していたんですけど、百田が0点で凌いでくれた。百田が先に点を取られなかったことに尽きると思います。春先から格段に成長しています。スピードガンも自己ベストを更新しましたし、何よりハートの部分が強くなった。(8回裏の微妙な判定は)審判のアウト、セーフは、終わってしまったことは仕方がない。それも含めて試合の流れを持ってくるためにどうするか。声を出す、笑顔で楽しむ。そういうことを続けて、最後に勝利の女神が九州ハニーズに来てくれたんだと思っています。(クラブ選手権準優勝も)まだまだ創部1年目で、今日も含めてこれから戦う相手は全部格上だということをチームには言い聞かせている。我々はあくまでも挑戦者。この大会もチャレンジャー精神を持って1戦1戦、1イニング1イニング成長していきたい」

 

■九州ハニーズ・百田陽菜投手

「相手はクラブ選手権の準決勝で対戦したばっかりで、向こうも対策してきたと思いますけど、その中でもしっかりと自分のボールを投げて戦えたと思います。(終盤のピンチは)バックの守備が巧い人ばかりなので、自信を持って投げました。強気で投げて、気持ちで抑えられたと思います。クラブ選手権の時は先制点を取られて気持ちが落ちてしまったんですけど、今日は強い気持ちで投げ続けることができました。簡単に勝てる試合は1試合もないので一戦必勝で頑張りたいと思います」

 

■九州ハニーズ・長池玲美菜主将

「こういう投手戦、接戦になるということは予想していましたし、厳しい試合でしたけど1球1球、みんなが食らい付いて戦えたと思います。うちのチームは人数が少ないので、勢いで負けないように、常に笑顔で楽しくプレーするということを意識して、試合に入り込めたと思います。(延長8回表の犠牲フライは)絶対にランナーを還すぞという気持ちで、相手投手の球の勢いに負けないスイングをしようと意識した。タッチアップには十分な距離。本当はヒットを打ちたかったという気持ちはありますけど、良かったです。(クラブ選手権準優勝を経て)この大会は日本一を獲るという気持ちでみんな臨んでいる。阪神タイガースさんと当たるとすれば決勝。それまで1戦1戦、しっかりと戦っていきたい」

 

■ZENKO BEAMS・中島梨紗監督

「延長に入る前までのチャンスをモノにできなかったのが敗因です。(先発の田中)露朝は本当、丁寧に投げてくれていましたし、気持ちが籠ったピッチングをしていた。勝たせてあげたかったですね。これが現実、私たちのチームのレベルだと思う。こういう試合を経て強くなっていくのだと思いますし、越せない壁ではないです。選手たちは『まだまだやらなきゃ』と思ってくれたらと思います。選手たちもまだ若いので、まだまだこれからです。この負けがあったからという風にしないと思いますので、ここからまた頑張りたいと思います」