阪神タイガースWomen 5-1 履正社高校
■阪神タイガースWomen・野原祐也監督
「植村がナイスピッチングでした。しっかりと投げてくれました。（2番手の）板東も今回は失点しましたけど、次はしっかりとやってくれると思います。（タイムリー3塁打2本の三浦は）あの追加点は大きかったですね。先制点に繋がった蜜浦の2塁打もそうですけど、いい形で長打が出ましたね。（大会最終日の戦いへ向けて）まずは準決勝。全力で対策して、あれをやっておけば良かったということがないようにチーム全員で臨みたい」
■阪神タイガースWomen・植村美奈子投手
「昨日の（履正社の）試合も1試合全部見て、終盤にかけてどんどん勢いが付いてくるチームだと感じましたし、力のある真っ直ぐをしっかりと弾き返せるスイングをしていた。その打線に対して、ゾーンを広く使ってうまくかわしながらのピッチングをできたかなと思います。（6回3安打無失点の結果は）無理に真っ向勝負をせず、序盤、中盤、終盤で投げる球だったり、コースだったりを中江捕手としっかりと打ち合わせしながら、その通りに投げられたことが良かった。野球ノートに書いてある通りのピッチングができたかなと思います。（クラブ選手権で優勝して）今回、チームとしてすごくマークされて臨む全国大会というのは初めてになる。その中でも野手がたくさん点を取ってくれているので、クラブ選手権の時と変わらずに1球1球を大切に、一人一人を打ち取っていくということは変わらない。投手陣7人が同じ気持ちですし、クラブ選手権からの良い流れも持ち込めていると思います。（大会最終日へ向けて）明日は総力戦になる。投手7人全員で繋いで、全員で声を出して集中して戦いたい」
■阪神タイガースWomen・三浦伊織
「相手は社会人チームを倒して勢いに乗って勝ち上がってきたチームですし、いつも練習試合をやらしてもらった中でも1回負けたこともある。相手の勢いに飲まれることなく自分たちのプレーを心がけました。（4回の左中間を破るタイムリー3塁打は）点差がどれだけあっても勢いに乗ると怖いので、点が取れる時は取っておきたかった。そのチャンスが来たので打てて良かったです。（5回のレフトオーバーのタイムリー3塁打は）左ピッチャーを相手に反対方向へ逆らわずに打てて、風も味方してくれました。高校生には負けられないという意地もありました。昨日は若い選手が頑張ってくれたので、今日は何とかベテランと中堅が奮起しようと話していて、それが少しはできたかなと思います。（明日の戦いは）目の前の一戦に集中して、守りに入らずにどんどん打って行く自分たちのスタイルで勝っていきたい」
■履正社高校・橘田恵監督
「耐えながらよく頑張ったなという部分と、もう少しできたんじゃないかなという部分が、私にも彼女たちの中にもあると思います。次に向けての課題をいただいた。高校生にとってはこういう舞台で野球をやらせてもらうことに本当に感謝したいです。課題は目の前のことをひとつずつやっていくこと。守備や走塁のミスもあった。一つ先を見たプレーをもっと丁寧に足元を見てやっていかないといけない。（今大会2勝を挙げて）とにかくチャレンジャーとしてやらせてもらった。1年生から3年生まで全員が活躍して、お互いを補い合いながら戦うことができた。この夏はコロナで難しい時期があったので、ようやく3学年一緒になって大会を戦えて良かったです。3年生の背中を見て1、2年生が奮起してくれるんじゃないかなと思います」