神戸弘陵高校 4-0 ゴールドジム
■神戸弘陵高校・石原康司監督
「うまく初回に点が取れて、樫谷が本当によく投げてくれた。継投しか考えていなかったので、喜びというか、良い意味での誤算ですね。別の投手に用意はさせていましたし、打たれたら代えようと思っていたんですけど、最後まで投げてくれた。（攻撃は）ハマりましたね。左バッターがよく打ってくれました。このチームはコロナ禍で夏の大会を辞退して、この大会に出場できるということもすぐには分からなかった。だから全日本に出れるという喜びがありますし、勝とうが負けようがグラウンドで終わろう、と。悔いを残さないように思い切ってやろうと言ってきた。（準決勝は阪神タイガースWomenとの対戦になるが）そりゃあ、強いですよ。胸を借りて、少しでもいいゲームをしたい」
■神戸弘陵高校・樫谷そら投手
「ブルペンの調子はあまり良くはなかったんですけど、しっかり打たせて取って行くことができて良かったです。自分の持ち味の変化球でカウントを取ることができた。（前日のリリーフから今日の先発登板に）先発ということで少し緊張はしたんですけど、楽しくプレーできたのが良かったです。3回にダブルプレーを取れたのが大きかったですし、そこからリズム良く投げられたと思います。最後まで（一人で）行けるとは思っていなかったので、行けた嬉しかったですし、自信になりました。（自己採点は）80点か90点。ボール球も多かったので、そこは反省点です」
■神戸弘陵高校・島田羽菜選手
「（初回のタイムリー3塁打は）今までの試合では早い段階で大量得点を奪うということができていなかった。自分としても今までチャンスで打てていなかったので、何としても3塁ランナーを還そうと思って打席に入りました。チームの勢いは感じます。高校生に比べるとボールが速くて変化球の切れもあるので、そこに対応できるように心がけました。優勝しか見ていないです。そのためにまずは1戦1戦を戦って、次は阪神を倒したいです」
■ゴールドジム・篠原慎平監督
「強かったです。相手の勢いは感じましたけど、うちにも勢いはあった。力負けです。昨日投げた日髙投手もそうですけど、いいピッチャーがたくさんいるなと感じました。いい左ピッチャーが多いですね。（攻撃で3併殺に）初回に3点を取られたので、なかなかうまく作戦を組み立てることができなかった。流れが悪かったですね。クラブ選手権も全日本も大健闘です。強いチームを倒すことができた。来年、チームとしては違った形にはなりますけど、またやり直したい。監督としてこの1年間、楽しかったです」