阪神タイガースWomen3-0クラーク記念国際高校
クラブ選手権優勝の阪神タイガースWomenが勝機を逃さず、7月の全国高校選手権8強で8月に行われた2年生以下の全国ユース大会で優勝を果たしたクラーク記念国際高校に快勝を収めた。
阪神の先発マウンドに上がったのは水流麻夏。腰を痛めた影響により9月に行われた女子野球W杯は直前で登録を外れてしまったが、今年最長という5イニングを3安打こそ許したものの、後続をきっちり抑えて貫禄を見せた。
打線は3回に集中打。前田桜茄の三塁打と四球で無死一、三塁のチャンスを作ると、マドンナジャパン(侍ジャパン女子代表)でも活躍する三浦伊織がライト前にタイムリーを放ち先制。その後も同じくマドンナジャパンの中江映利加の犠打でチャンスをさらに広げると、田口真奈と正代絢子のタイムリーでこの回3点を挙げた。
クラークは2年生の柴田栞奈がキレの良いストレートを中心とした投球で3回以外は無失点に抑える好投を見せたが、打線が得点を奪えず。広橋公寿総監督は「走塁ミスと3回の四球が痛かった。もっと野球を理解しないといけない」としながらも「素晴らしい試合ができました」と選手たちを称えた。