コラム2024.10.11

埼玉西武ライオンズレディース vs ZENKO BEAMS

埼玉西武ライオンズレディース4-1ZENKO BEAMS

前回準優勝の西武とマドンナジャパン(侍ジャパン女子代表)をW杯7連覇に導いた中島梨紗監督率いるZENKOという1回戦屈指の好カードは、西武に軍配が上がった。

女子プロ野球やマドンナジャパンで長く活躍してきた西武の先発・磯崎由加里が経験豊富な投手らしい巧みな投球でリズムを作る。1・2回を1安打のみでテンポ良く抑えると、2回裏に打線が応える。

西武はマドンナジャパンで2大会連続胴上げ投手となった田中露朝に対し、連続四死球と犠打でチャンスを作ると、小坂未羽がレフト前安打を放ち2者が生還。その後も相手左翼手の落球でチャンスを広げると、出口彩香のサードゴロの間に3点目を挙げた。

4回に坂口英里のタイムリーで1点を返されるが、2点目は内外野の好連係で防ぐと、その裏に岩見香枝のバント処理を田中が悪送球し4点目。

その後はZENKOが山本悠未と泰美勝が好投し無失点に抑えるが、最後まで磯崎は落ち着いた投球を見せ、散発7安打で1失点完投勝利。西武が2回戦に駒を進めた。