埼玉西武ライオンズレディース 2-1 尚美学園大学
気温が30度に迫る中で行われた第3試合。
埼玉西武ライオンズレディースと尚美学園大学が白熱の一戦を繰り広げた。
ライオンズはMLB・パドレス戦で始球式も務めた女子野球のレジェンド・里綾実が先発。対する尚美学園大は夏の大学選手権大会で2試合先発した沢田美羽が今大会初のマウンドへ。
4回まで互いに無得点の投手戦となり、迎えた5回表・尚美学園大の攻撃。
飯野愛弥・大川菜摘の安打で1死一・二塁のチャンスを作る。さらに、岩井奈央のゴロの間に走者がそれぞれ二・三塁に進むと、梅原文香の適時打で念願の先制点を掴み取る。
対するライオンズも5回裏に意地の反撃を見せる。
今シーズンをもって引退することを表明している岩見香枝が安打を放ち、相手のファンブルによって二塁へ進む。続く清水優花からも安打が生まれ、すかさず盗塁を決めてランナー二・三塁にチャンスを拡大。
そして2番・石垣麻弥乃のバットから適時打が飛び出し、 逆転に成功。スコアを2-1とする。
母校との対戦で、「後輩たちに恥じないように、できることを精一杯でやろう」と意気込んで登板した里綾実が7回を投げ切る完投勝利。田口監督の「里さんなら大丈夫」という思いにしっかり応えるピッチングを見せた。
次回はアサヒトラストとの一戦に挑む。
尚美学園大は沢田美羽・細矢花・望月音羽の3人のリレーで粘りを見せ、反撃のチャンスをうかがったが、惜しくも一歩及ばなかった。