読売ジャイアンツ1-0埼玉西武ライオンズレディース
投手戦をモノにした読売ジャイアンツが初優勝に王手をかけた。
マドンナジャパン(侍ジャパン女子代表)でエース格の1人として期待されながらも、W杯は故障で辞退に泣いた小野寺佳奈と、代表に加え女子プロ野球時代から活躍を続ける磯崎由香里の投げ合いが続いた。
1回裏にジャイアンツは、今大会限りでの引退を表明している二塁手・岩見香枝と遊撃手・出口彩香の流れるような連係の前に併殺を奪われ得点できなかったが、2回裏にワンチャンスをモノにする。
先頭の長田朱也香の安打、島野愛友利の犠打でチャンスを作ると、主将の金満梨々那のセンター前安打で貴重な先制点を奪う。
これが唯一の援護点となったが小野寺は「ここのところストレートが良いので、変化球もしっかり腕が振れています」と振り返ったように、完全復活を感じさせる好投を続けた。
そして、最終回。ライオンズの粘りの前に2死一、二塁のピンチを招くが、岩見の逆方向への当たりを一塁手の島野が好捕し試合終了。
昨年はまさかの初戦敗退を喫したジャイアンツが決勝戦に駒を進めた。前回準優勝のライオンズは惜敗で決勝進出を逃し、3位で大会を終えた。