コラム2025.10.11

阪神タイガースWomen vs 東近江バイオレッツ

東近江バイオレッツ8-2阪神タイガースWomen

ついに始まった21回目の全日本女子硬式野球選手権。マドンナスタジアムの第1試合前の開会式では大会を支える松山市やスポンサー、連盟関係者の前で、阪神の正代絢子主将が堂々の選手宣誓が行い、大会は幕を開けた。

関西で鎬を削る両チームによる開幕戦は東近江が終盤に阪神を突き放し快勝を収めた。

試合は序盤から動いた。阪神が1回裏に高橋愛のタイムリーで先制、すぐさま東近江が2回表に黒田陽菜のタイムリーで追いついた。
その後は阪神の右田愛、東近江の坂原愛海の両右腕による好投で4回まで同点で試合が進んだ。

均衡が破れたのが、5回裏。昨年の大会で神戸弘陵の優勝に貢献した田垣朔來羽がタイムリーを放って勝ち越した。しかし、またも東近江がすぐさま反撃。2死二塁のチャンスを作ると、代わった阪神2番手の植村美奈子からバッテリーエラーで追いつくと、黒田がこの日2本目のタイムリーをライトに放って勝ち越し。

さらに阪神の守備陣が乱れて2点を追加し5対2とリードした。
さらに7回には吉田美星と今崎茜里のタイムリーで3点をダメ押し。
この援護に坂原が5安打2失点完投で応え、8対2。東近江が初戦突破を決めた。