コラム2025.10.13

福井工業大学 vs 桃山学院大

桃山学院大2-1福井工業大学

 

3投手の継投でリードを守り切った桃山学院大が接戦を制し、明日の準々決勝進出を決めた。
大学勢同士の対戦となったこの試合。玉城琉志愛主将が「大学生相手だと余計に、全員で勝たないとと思う」というように、大学選手権準優勝のリベンジに燃える桃山学院大。試合は初回から動いた。
1回裏、桃山学院大は1死から渡部初音がヒットで出塁すると、二盗を決めてチャンスを広げる。すると中村梨夢がタイムリー二塁打を放って先制する。

3回には再び渡部がヒットと二盗などでチャンスを広げ、捕逸で2点目のホームを駆け抜けた。

桃山学院大先発・玉城琉志愛は緊張していたというが、立ち上がりから落ち着いたピッチングでスコアボードに0を並べていく。


追いかける福井工大は3回途中から継投に入っていく。4回は2つの盗塁を阻止し、2対0のまま試合は終盤へ。
6回、福井工大は先頭の鈴嶋遥奈が四球で出塁すると、内野ゴロの間に二塁へ。続く山田恵のライト前ヒットで鈴嶋が一気にホームを陥れ、1点差に迫る。


さらにヒットで1死一、二塁と広がるピンチに、ここで桃山学院大は玉城から岡田未来へスイッチ。この岡田が福井工大4番・松山柊里を併殺に打ち取り、一打同点のピンチを脱した。
同点の好機が潰えた福井工大だが7回、並木加奈のヒットなどで2死一、二塁のチャンスを作る。
土壇場で訪れたピンチに、桃山学院大・灘本雅一監督は「ああいう場面に慣れているし、打者一人への集中力がすごい」と評する坂本紗桜を3番手として送った。
この坂本が内野ゴロに打ち取り勝利。 序盤のリードを守り切った桃山学院大が勝利した。


敗れた福井工大は4回途中から一宮愛、5回からは藤田奈那が無失点でつなぎ味方の反撃を待ったが、あと1点及ばなかった。