神戸弘陵学園高校3-2大阪体育大学
■神戸弘陵・石原康司監督
「いい試合でしたね。1点を取られて、次の1点は重いと思って阿部に投手を代えました。2回にはスクイズを失敗したので開き直って、3回は打たせていったら功を奏したと。ランナーコーチの指示に従ってよく走りましたし、よくあの回に逆転したと思います。追加点を取れる場面で取り切りたかったのが反省ですが、相手も配球とか守りがうまかったですね。うちもそんなに大きなミスはなかったと思いますし、三塁打になりそうなところを二塁打、二塁打になるところを単打に抑えられましたし、山本も本当にしんどかったと思いますけど、いい配球、リードをしてくれました。決勝に行けてよかったですし、頑張ったと思います。阿部で負けたら納得いくかなと思ったので、腹を据えました。神戸に残っているメンバーのためにも決勝に残れてよかったですし、明日は見ている子たちに勇気を与える、あるいは喜んでもらえるようないい試合をしたいですね。連覇といわれますけれど、勝ったら結果として連覇になる。ずっと一戦必勝と言ってきているので、まずは決勝戦で打ちらしさを全部出しきって、その結果を受け止めないといけんかなと思います」
■神戸弘陵・山本詠※主将
「正直、ここまで来られると思っていなかったので、勝てた喜びがすごく大きいです。(逆転打は)ここで終われないなとは強く思っていたので、ストライクが来たらとにかく強く振り抜こうと思っていました。強く振った結果、完璧なヒットではなかったんですけど、しっかり内野の間を抜いて逆転できたのはすごく嬉しかったです。(試合後の涙は)2年半一緒にやってきた仲間とも、この大会が最後になるので、ここで終われないと思いながら最終回もずっと守っていたので、勝った瞬間にはほっとしたという気持ちが強かったです。連覇ということはあまり考えずに、最後の試合になるので絶対に悔いの残らないように、3年生が力を合わせて、2年生にも助けてもらいながら勝ちに行けるように、悔いの残らない試合にしていきたいです」