コラム2025.10.12

ZENKO BEAMS vs 埼玉西武ライオンズ・レディース

ZENKO BEAMS7x-6埼玉西武ライオンズ・レディース

夏のクラブ選手権優勝のZENKO BEAMSと前回大会4強の埼玉西武ライオンズ・レディースの2回戦屈指の好カードは期待に違わぬ試合展開となった。

初回にZENKOが相手のミスを見逃さずに市川陽菜のタイムリーなどで3点を先制したが、3回に西武も清水 優花と中村朱里の連続三塁打を皮切りに川中もものタイムリーや村田凪佐のタイムリーで同点。さらに押し出しの四死球で2点を勝ち越した。

だがZENKOもその裏に市川の犠飛と太田栞のタイムリーで同点。4回も西武が小櫃莉央のタイムリーで勝ち越すが、その裏にZENKOは河野朱加里のタイムリーで同点に追いついた。

点の取り合いが続く中で流れを変えたのは、昨年のW杯でマドンナジャパン(侍ジャパン女子代表)の一員として活躍した泰美勝だ。6回からマウンドに上がると、左腕から力強いストレートと緩い変化球のコンビネーションで三者凡退に抑えた。

さらに7回も、死球で先頭打者を出すも後続を抑えて無失点で切り抜けと、ZENKOはその裏に2死一、三塁のチャンスを作る。ここでこの日ここまで4安打の前川瑠那が5安打目となるセンター前安打を放ち、熱戦に終止符を打った。

どちらが勝ってもおかしくない試合をモノにしたZENKOが14日の準々決勝へ進んだ(準決勝も同日開催)。